ビジューサロン
2022/10/31
手作りお守りアクセサリー/ガムランボールネックレス
シャララーンと心地よい音色のガムランボールをチェインメイル技法で包んでみました。
ペンダントトップ、チャームとして活躍しそうです。

ガムランとは、インドネシアの伝統音楽のことです。
鈴の音とは違う神秘的な音色を民族音楽「ガムラン」になぞらえて「ガムランボール」と呼ぶようになったそうです。
「神々の住む島」と呼ばれるインドネシア・バリ島のお土産として人気のガムランボールを丸カンで包みペンダントにしようと思いついたのです。



丸カンは、通常アクセサリーのパーツとパーツを繋ぐ脇役です。その丸カンが主役になるのがチェインメイル。
専用のペンチを使い、丸カンを繋いで編んでいきます。起源はヨーロッパの鎧と言われ、各国で様々な編地があります。
使用している丸カンは、チェインメイル専用のビジュー丸カン
本物の金、銀、パールなどを贅沢に使用し、すべてのカラーに「電気メッキ」を採用して装飾性、防錆性、耐摩耗性に優れている美しい丸カンです。
一般に市販されている丸カンとの違いは、美しさだけでなく作りやすさも優れていてチェインメイルの仕上がりが変わってきます。
今回使ったゴールドは、14Kメッキの抑えられ黄色が日本人の肌になじむ柔らかく上品な色合いです。

この「ガムランボールネックレス」は、VIVI ANビジューサロンで作って頂けます。

作るにあたってガムランボールの起源を調べ、意外な事実に益々興味深くなりました。

元々は、中央アジアの草原からヨーロッパに移り住んだ古代ケルト人の神具です。
ケルト民族のドルイド僧が瞑想の時に使用していた「ドルイドベル」ですが、時代と共に使われなくなり忘れられていく。
近代になり、ドイツのオルゴール職人がオルゴール技術発展のために古い文献を調べているうちにケルト人の神具であるボールに辿り着き、復刻する。
それを広めたのは、世界中を旅するアメリカのヒッピーやバックパッカーたち。
美しく神秘的な音色の神具を「ドリームボール」「オルゴールボール」と呼び旅のお供に持ち歩き始めたのです。
30年ほど前にバリ島に行ったヒッピー(バックパッカー?)の1人が、シルバー職人に同じものが作れないかと依頼しバリ島で作られるようになる。
これに着目した日本人が、バリ島の伝統音楽ガムランにあやかり「ガムランボール」と名付け売り出し日本人観光客を中心にバリ島の人気お土産になったというのが経緯らしい。
ということで、バリ島の宗教行事に使われることはないそうです。

ドルイド僧が瞑想の時に使っていたドルイドベルの音色が心地良く感じるのは納得で、手作りお守りアクセサリーとして身に着けるのも良さそうです。

VIVI ANでは、手作りお守りアクセサリーをgrisgrisジュエリーと命名しています。
名付けたものの、なかなか創作できないまま現在に至っていますが、少しづつ充実させ紹介していこうと思います。

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