個人セッション,心理セラピー,enjoy lifeコーチング
2021/06/24
いけないことだと思ってた。
「えっ⁈ いいんですか? それは、いけないことだと思っていた」

個人セッションの中で、しばしば驚かれること。

誰かの一言がブレーキになることがある。



こうしたいという想い。

こうなりたいを目指し行動しているうちに、なんとなく気持ちが進まなくなってくる。

一歩手前で躊躇してしまうのはなぜか。

そこには、本人が思う時間が無い…スキルが無い…等々とは別の、自分の内側にブレーキかける「心理」が潜んでいる場合があります。



過去に誰かに言われて傷ついたこと、自分の表現や、行動を否定され嫌な思いをしたこと・・・。

それらは、意識で忘れても、心の奥深い所に貯蔵されます。

しまわれたものは、普段はおとなしくしていますが、また同じような場面に出会うと「危険信号」を出す安全装置として作動する。

この働きがあるから、私たちは安全に動けるのです。

そうでなかったら、ひとつひとつの動きに、これは安全か?危険か?と意識で確認しながら生きなけれなならない。

ただ、この安全装置のやっかいなのは、前後のつながりとか、現在の状況や意識を無視して自動運転を開始すること。

無意識で反応している自分を、本人にはなかなか気づけないことの方が多いです。

個人セッションの対話の中で行う1つは、この自動装置を見つけ、スイッチを切り替えたり、ボリュームを上げ下げできるようにすること。



今回の場合も、私に説明するために「いけないこと」という言葉を思いつき、あてはめ表現されましたが「いけないと思う理由」をご本人はうまく説明できませんでした。

なんとなく無意識の反応を繰り返していたのです。

人はその反応に理由を後付けして安心する・・・たとえば先に上げた(時間が無い、今は無理だ、スキルをつけてから…)

自動運転のからくりにに気づいても、これで全て上手くいかないのが辛いところ。

長年の無意識の習慣は根深く、時間が経つとまた戻り、戻ったことにすら気づけず同じようなことを繰り返すスパイラル。

その都度根気よく対話を続けることで、癖づく前の自分に戻っていけるようです。



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