ビジューサロン
2021/08/23
装身具の呼び方
普段、アクセサリーやジュエリーと呼んでいる私たちの身を飾る装身具には様々な呼び方があります。
装飾品、宝飾品、貴金属、宝石、ジュエリー、ジュエル、アクセサリー、ファインジュエリー、コスチュームジュエリー、ファッションジュエリー、ビジュー等々。
呼び方に迷うこともあり、色々調べ(定義は国により多少の違いがあるようですが)簡単にまとめてみました。
装身具は、人間が身体を飾るのに用いる全ての物を指す呼び方で、素材、デザイン、用途、使う場所等一切問わない。
英語のaccessory、フランス語のアクセソワーaccessoireの訳語ということは、私たちが普段「アクセサリー」と呼んでいるのは、身体を飾る物の総称といえます。
アクセサリーは付属品という意味からパソコンや車等の付属部品もアクセサリーと呼びます。
宝飾品は、英語のジュエリー(jewelry)で、地金は「金、銀、プラチナ類」で、天然石あるいは人工の宝石(高価な素材)を施しています。
使用する素材に制限があるのが宝飾品ジュエリー。
ジュエル(フランス語でビジュー)は、宝石のこと。
ファインジュエリーと呼ばれるものは、宝飾品と同様に使用素材に限定がある。
コスチュームジュエリーは、ファインジュエリーと対比する言葉で使用素材を限定せず。金銭的な高低は問わない。
1920年代から増えたイミテーションや異素材使いのジュエリーで、非貴金属(合金、ガラス、フェイクパールなどの人口素材)を使用するアクセサリー。
宝石的価値は無く、デザイン性、ファッション性を追求して作られた装飾品。
ただし、ベネチアンガラス、スワロフスキー、ラインストーン、ジルコニアなど加工の仕方によって宝石のような存在感を放つものもある。
ということは、金銀プラチナ宝石を使用していない装飾品は、すべてコスチュームジュエリーということになりそうです。
VIVI ANでは、アクセサリー教室をビジューサロンと名付けています。
フランス語で宝石を表すビジュー(bijou)をあえて使う理由があります。
「自分で心を込めて手作りしたものは、唯一無二の貴重な存在。宝石と同等、いやそれ以上価値あるモノを作って欲しい」という想いから名付けました。
さて「ビジューサロン」では、昨年9月から「コスチュームジュエリー講座」をスタートしています。
こちらで制作するコスチュームジュエリーは、コスチュームジュエリー/ミリアム・ハスケル研究家渡辺マリ先生が総合監修されている宝石的価値ある作品ばかりで構成されています。
素材、テクニック、デザイン、身に着け方等「本物を知るプロセス」を重視して多くの方の想いと努力で完成された講座の魅力をこれから順に紹介していこうと思います。
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